恋の授業。



……?!!!

っえ?



「えっっと、えっと、…え?」



なんとも間抜けな返事を返すと、送るから、送らせて!と言って先に歩き出してしまった。



「あれ?え?だって、え?」



うっ、うっわー!

ちょっと強引な森川君もいい…っ!


こんなことを思うなんて、頭に花でも咲いてるんじゃないかと心配になるくらいだ。



「いいの?疲れてない?無理しないで?」



矢継ぎ早に質問するワタシに、少し驚いた様子で振り返る。



……っ。
ちょっと…焦っちゃったかな…



不安だった気持ちは更に増加して、一気にアタフタしてしまった。
でも、そんなワタシを見て森川君は、歩きながら少し話そうと、数歩後ろにいるワタシの所まで戻ってきてくれた。


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