恋の授業。


会計が済んで周りを見渡すと、森川君は出入り口で待ってくれていた。



今日もキノコ公園まで来てもらえないかな…なんて期待をしつつ側まで行くと



「お送りいたしますお嬢様!」



なんて執事みたいなポーズでふざけている。



そんな森川君もかわいい…



というか、もうどんな森川君も王子様並に見えてしまう。



ありがとうと言って歩き出せば、しっかりとワタシの歩幅に合わせてくれる…



充分幸せなはずだけど…
これ以上を望んでしまう。



森川君に、『くーちゃん』って呼んでもらいたい。


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