恋の授業。
バッカじゃん!バッカじゃん!
なに?ワタシ。なに??
湯船のお湯を思いっきり叩きながら、さっきの出来事を思い返している。
何であんなこと言ったかな~もー!
確かに森川君の「お送りいたしますお嬢様」は執事っぽくて萌えたけど…
って何また照れてんだー!
自分のトンチンカンな返事に思い出しムカつきしてたはずが、いつの間にか森川君の執事ポーズを思い出して萌えている…
どぁー!もう!ダメだワタシ!
あんな返事をしてしまった後、多分アワワワワとなっている間中森川君はお腹を抱えて笑っていた。
腹いてぇ、なんて言いながら笑っていた…
いや多分、笑ってくれていた。
そして、そんな中でも、ちゃんと約束したんだ。
来週末の花火大会は、森川君と2人で行くことになったんだ!
「うぎぁーーー!」
思い出しドキドキで更に水面をたたいた。