恋の授業。



キョトンとした顔からハニカミに変わって、みるみる笑顔になっていく森川君。



それとは反対に顔が発熱して、みるみる赤面しているだろうワタシは、自分の言ったことに今更羞恥している…。



わーーっあーーー!
嬉しかったとか!
素敵とか!
素敵って!!



もはや今のは告白だろうと思ったとたん
憤死してしまいそうになる。



それでもまだ森川君の手をにぎっていたことに気付いて、パッと放した。



かえってわざとらしくなってしまったことにまたもや遅れて気付くと、さっきまでしょんぼりした犬みたいだった森川君が、フフフといたずらっ子の顔で笑っている。



……!!!



その顔は反則と言いたくなるほどの可愛らしさだ。



「ありがとう。そう言ってくれて俺も嬉しいよ!」



ワタシの恥ずかしさを半分こしてくれるかのように同じ言葉を使ってくれる森川君。


今度は森川君がワタシの手をつかんでくれる。



「残りの花火、全部観ようね」



そう言って、つないだ手を自分の方に寄せると、もう片方の手も合わせて、ワタシの左手をしっかりと包み込んでくれた。


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