恋の授業。
こんな時ですら、気の利いたことも言えない。
そんな自分に絶望しながら、すでにキノコ公園に着いてしまった。
いつも別れる場所で、足を止める。
森川君は、何も言わない…。
「じゃ、じゃあ…今日は、ありがと…」
重過ぎる空気に耐えられなくなったワタシは、横目で森川君を見ながら手を離そうとした。
その時。
ギュッと、つかまれた手。
一緒になって
ギュッと縮んだ心臓と
クラクラする程の目眩。
メニュー