恋の授業。



「ごめん、ごめんね?」



口では謝るけど、どうしても口が笑ってしまう。



「とにかくっ」



森川君は息をふっと吐きながらそう言うと、また真剣な顔をする。



「誰にも取られたくないし、触られるのもヤだ。」



……っっ!!
と、取られたくないって…!
触られるのもヤだって!

ヤだって…!かわいい。



ワタシを、そんな風に想ってくれてることが、素直に嬉しい。
この嫉妬が、心地いい。



「もう…俺もう我慢できないよ、無理だよ…。」



……



「俺だけのくーちゃんになってよ。」



…くーちゃん。
や、やっと、頂けました…

また呼んでもらいたいと
ずっと、ずっと、思ってた。





「彼女に…してくれるの?」





大きい目を、一瞬だけぐっと開いた森川君は、はぁーっと息を吐きながら何度も頷いてくれる。



いつの間にかワタシの目からあふれた水分を親指でそっと拭うと、そのまま頬を包んで優しくキスをくれた。


< 184 / 324 >

この作品をシェア

pagetop