恋の授業。
どれどれ、なんの騒ぎだと、男女混じって人が集まれば当然森川君の耳にも入ってしまう。
…ううぅ……
森川君の気持ちを聞いてから撮影は辞めたけど、いくら辞める前のものでも騒がれると引け目を感じる。
「おい森川ぁ〜お前最高じゃん!こんな彼女。」
誰かが言った言葉が刺さる。
他の人たちは気になることもなく思い思いに盛り上がってるけど、ワタシは…、
ワタシと森川君には良くない言葉だった。
チャイムと同時に散ったクラスメイトにホッとしながら、またもやちらっと森川君を見てみれば、浮かない表情だ。
なにを…思ってるのかな…
ワタシはもうずっと、森川君に敏感だった。
森川君が辛くならないように…
そればっかりだったんだ。