ギャップ彼女 1
パクっ。
私が反応に困っていると、隼人の手をグイッと引っ張った悠斗が、たこやきを食べた。
「うまい」
「あーぁ」
楽しそうにクスクス笑う隼人に、やっぱりからかわれていたのだと確信した。
「リン。これ食え」
たこ焼きを頬張りながら、悠斗がさしだしたのは、プリン。
『ありがとう!』
プリンを受け取りさっそく蓋を開けた。
スプーンですくうと、トロトロした柔らかさ…口に含むとトロリンと溶けてなくなった。
『なめらかでおいし~』
デザートまであって幸せ…。しかも私の好きなとろけるプリンだ。
あまりにも幸せすぎて、頬が緩んだ。
そんな私を見て、悠斗は満足そうに微笑んでいる。
プリンを食べ終え、またもや翔に貰ったシュークリームを食べていれば、
「お前食ってばっかだな。太るぞ。チビで、デブになったら最悪だぞ」
蓮が呆れ顔でこう言った。
『成長期だから上に伸びるもん』
それに、デザートは、別腹よ♪
「どうだか」
みんなでワキアイアイと過ごしていた。