ギャップ彼女 1
私がショックをうけていると、隼人が口を開いた。



「え~!リンちゃんメイド服着るんだ?楽しみだな~。みんなで見に行くよ」



嬉しそうにする隼人だったが、私をフォローしてくれているに違いない。





隼人の言葉に対し伊吹は、すかさず「くるな」と言うものの「ぜった~い。行くもんね~。なっ。蓮?」と蓮に同意を求めていた



「は?なんで俺がチビ共を見に行かなきゃなんねぇんだ。」

「またまた~」

「ねぇ、蓮」

「…んだよ?」




隼人が蓮の耳元で何かコソコソ話しだした。




「チッ、行けばいいんだろ」



どことなく蓮の顔が赤い気がするのは気のせいだろうか?




隼人は悠斗と翔に視線を向ける。




「悠斗も翔ももちろん行くだろ?」

「あぁ。」

「いいよ。」



悠斗と翔が答えれば、隼人は満足そうに「楽しみだね」と微笑んでいた。



結局、みんな来るらしい。
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