ギャップ彼女 1
そんな時ガチャリとドアが開き、悠斗、翔、隼人が入ってきた。



「なになに~?楽しそうだね?」



そう言いながらソファーに座る隼人。





「まぁ…な……大き…いって…っ…」



ゲラゲラ笑い続ける蓮。
笑いのツボにはまったのか?誰か止めてあげて



「べつに」



伊吹はまだ頬を膨らませ、不貞腐れていた。
いつまで笑い続ける蓮に怒っているようだが、その姿も、もはや可愛いとしか言えなかった。



悠斗は、そんな伊吹と蓮を不思議そうな表情で見た後、私に視線を向け口を開いた。





「リン。クラスの出し物決まったか?」

『うん。メイド&執事カフェになった』

「そうか。……メイド服着るのか?」




私がコクリと頷けば、悠斗は眉根を寄せた。
どことなく不機嫌そうな悠斗。
急にどうしたのだろうか?






…あ


ま、まさか、私のメイド服姿を想像して気分を害したとか…



ありえるかも。




似合わないって分かっているけどさ、かなりショックである。
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