ギャップ彼女 1
メガネも衝撃で落ちてしまったので、急いでメガネを拾おうとすれば
グシャリ。
あろうことか、手を伸ばしたまさにその瞬間、クルクル女にメガネを踏まれ壊されてしまったんだ。
「ごめんね~。わざとじゃないのよ~」
ケラケラ笑っているクルクル女。
確信犯のくせに!!
私の変身メガネが、もはや原型をとどめていなかった。
どうしよう…私が、溜息をこぼす中、
「これじゃぁ、何も見えないね。いい気味~」
「ざまーみろ」
嘲笑いながら、上から見下ろしてくるクルクル女と、ミホ。
ふんだ。
残念だが、私は視力は良いのよ。
そんな事より人の物を壊すなんて許せない!!
眉を寄せ、キッと睨んだ