トレモロホリディ
「ごめんね…。こんな話して…」
ハッと我に返った湊君に、
私はううんと首を横に振った。
苦しい気持ちをさらけ出してくれた方が嬉しい。
その分きっと、心が癒されるはずだから。
私は以前、湊君がしてくれたみたいに、
そっと腕を伸ばして
湊君の髪を撫でた。
初めて触れたけど。
サラサラで、綺麗だ。
あ、でも。
毛先はさすがに、痛んでるね。
パサパサして、水分がないかも…。
こんなに髪にダメージを与えてまで。
頑張って夜の仕事をしてたんだね。
めぐるちゃんを探すために…。
夜の店員になりきっていたんだよね。
ハッと我に返った湊君に、
私はううんと首を横に振った。
苦しい気持ちをさらけ出してくれた方が嬉しい。
その分きっと、心が癒されるはずだから。
私は以前、湊君がしてくれたみたいに、
そっと腕を伸ばして
湊君の髪を撫でた。
初めて触れたけど。
サラサラで、綺麗だ。
あ、でも。
毛先はさすがに、痛んでるね。
パサパサして、水分がないかも…。
こんなに髪にダメージを与えてまで。
頑張って夜の仕事をしてたんだね。
めぐるちゃんを探すために…。
夜の店員になりきっていたんだよね。