トレモロホリディ
壮真君は美菜ちゃんの電話番号を知っているし、美菜ちゃんも壮真君の番号を知っているんだね。


俺と美菜ちゃん、あんなに一緒にいたのに。


どうして番号交換しなかったのかな…。


お隣さんだし、毎日一緒にいたから、別に交換する必要がなかったんだよね。


この頃、いつアパートに帰っても、美菜ちゃんが部屋にいる気配がない。


夜は帰って寝ているんだろうけど…。


そうか。


やっぱり通勤に時間がかかっていたんだ。


壮真君のマンションなら、駅のすぐそばだし、アクセスはかなり良くなるよね。


壮真君っていい人だし、美菜ちゃん…しばらく間借りする可能性があるかもしれない。


二人が一緒に暮らし始めたら。


美菜ちゃんはお世話になっているからと、壮真君に料理を沢山作るんだろうな。


壮真君のマンションのキッチン、すごく広くて綺麗だし。


美菜ちゃん、腕を振るうだろうな。


本当に美味しいし、壮真君は感動するに違いない。


好きな人がそばにいたら、抱きしめたくなるよね…。


壮真君、美菜ちゃんを抱きしめるのかな。


彼、俺に負けず劣らず寂しがり屋だし。


一緒のベッドに寝るように少しずつ持っていくかも…。



キス…したりとか…。




もしかしたら。




それ以上のことも…。

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