どうしようもないくらい好きでした(仮)
その日は、観たくもないテレビを一日中点けて過ごした。
画面を見つめていても、内容は一切入ってはこない。
それでも一人っきりで過ごす静寂を誤魔化すには丁度よかった。
相変わらず食欲は無く、結局は昼食に続き夕食も食べずに時間だけが過ぎて行った。
変わってくのはテレビの画面だけで、私は時々寝返りをうつ以外は何もせずにベットの上に寝転んだままでいた。
どうしようもないくらい、無気力だった。