あたしの証~番外編~
……そこからどんどん女が気持ち悪くなっていった。
それと比例するように俺は中学でモテていった。
昔から可愛い顔をしてるって言われていたけど、中学になって身長がぐっと伸びたからだ。
密かにファンクラブとか出来てたりもしたみたいだったが、俺はうざくてしゃーなかった。
言い寄る女片っ端から抱いて、貢がせて、捨てた。
悪評とともに、俺はまたモテていった。
だから、ホストは俺の天職なんだと思った。
モテることに苦労しなかった俺は、すぐにナンバーに入った。
先輩からの非難はあった。
だけど、それを覆すぐらいの人気が俺にはあったから。
そんな俺の過去。
あかりに俺がりなにしか話してないことを言った。
家族のこととか、女嫌いなこととか。
顔を歪める俺にあかりは背中に手を回してさすってくれる。
さっき俺があかりにしたように。
ああ。
俺、あかりのことまじで大事なんだな。