妖精と精霊と人間と
「ねぇ、嵐。隣で寝ても良い?」
「人になりますか?」
「ううん、別に良い。そのままの嵐で、そのままの嵐が良い。」
美香はそう言うと、嵐の寝ている布団に入った。
「美香、ありがとう・・・貴女とノース様と旦那様だけですよ。私を対等の立場に見てくれたのは。そのままが言いといってくれたのは・・・・・。」
二人はほぼ同時に眠りについた。その夜、皆は同じ夢を見ていた。悪を倒し正義を貫く姿を。まさに、『勧善懲悪』。善を勧め・悪を懲らしめるという意味の四字熟語が、ピッタリ合うような夢だった。だが、一瞬だけ、ほんのわずかに、味方に悪の手が伸びた様に見えた。
「人になりますか?」
「ううん、別に良い。そのままの嵐で、そのままの嵐が良い。」
美香はそう言うと、嵐の寝ている布団に入った。
「美香、ありがとう・・・貴女とノース様と旦那様だけですよ。私を対等の立場に見てくれたのは。そのままが言いといってくれたのは・・・・・。」
二人はほぼ同時に眠りについた。その夜、皆は同じ夢を見ていた。悪を倒し正義を貫く姿を。まさに、『勧善懲悪』。善を勧め・悪を懲らしめるという意味の四字熟語が、ピッタリ合うような夢だった。だが、一瞬だけ、ほんのわずかに、味方に悪の手が伸びた様に見えた。