妖精と精霊と人間と
村を出てしばらく歩いていると、日はもう高く昇っていた。五人―――外にいる時だけ、北斗は一角獣。街では人。―――は次ぎの町を目指していた。遠い。野原や山を歩いていた事はあるけれど、中々先に進めない。いつの間にか、日は西に傾いていた。これ以上進むのは危険だと判断した為、その場にキャンプをはることにした。
「メンドクセー・・・」
明はポツリとそう呟いた。確かに、普段やりなれていなければそう思うであろう。
テントをはり、火を起こし、町で仕入れた食料を食べ、星空を見上げながらボーっとしていた時であった。
「キレイねー。」
美香がそう呟くと、北斗は西の空に輝く星を見上げた。空には、四つの輝く星があった。北の空に輝く黄色い星、東の空に輝く銀色の星、南の空に輝く黄緑の星、そして、西の空に輝く紅い星。
「あの紅い星を目指すんだね、僕達は。」
「そうだな。今思うと、怖いものだ。未知の世界へと、足を踏み入れる気分と言うものは・・・」
北斗とラーグウェイがそう言うと、風流とノームは何かを察知した様に後ろを振りかえった。
「メンドクセー・・・」
明はポツリとそう呟いた。確かに、普段やりなれていなければそう思うであろう。
テントをはり、火を起こし、町で仕入れた食料を食べ、星空を見上げながらボーっとしていた時であった。
「キレイねー。」
美香がそう呟くと、北斗は西の空に輝く星を見上げた。空には、四つの輝く星があった。北の空に輝く黄色い星、東の空に輝く銀色の星、南の空に輝く黄緑の星、そして、西の空に輝く紅い星。
「あの紅い星を目指すんだね、僕達は。」
「そうだな。今思うと、怖いものだ。未知の世界へと、足を踏み入れる気分と言うものは・・・」
北斗とラーグウェイがそう言うと、風流とノームは何かを察知した様に後ろを振りかえった。