優しくないっ、優しさを感じない!
…それは正しく、正論。
本人じゃないと本当の所なんて誰にも分からない。どれだけいない所で悩んだって、それで出した答えが本物である証拠なんて何一つないんだから、そんなので安心したとしても、それは結局安心したように自分に思わせてるだけであって…
「だからこんな所でウダウダしてないで、さっさと本人に聞きなよ」
「……」
でも、それが出来たらここでこんなに悩んだりなんてしてない訳で。それが出来るなら今すぐレナちゃん家に走って事実確認している訳で。
…出来ない。さすがのあたしでもそこまで吹っ切れた性格はしてない。あたしの事信用してないの?なんて面と向かってレナちゃんに聞けないし、そこで否定してくれたとしても、それを真っ直ぐに信じられるかといったら…
…やっぱりそうなると、今は見せかけでも一瞬の安心が欲しい。あたしは今、少しでも、夢でも良いから安心したい。それで日を置いて、少し落ち着いてからまた…考え直してみたい。
うん、分かった。相談するっていうのはこんな意味があるんじゃないかなと、だったら本人以外の人と話をしても意味無くなんて無いんじゃないかと、そう思う。うん、そう今辿り着いたよ。それだって間違いじゃないんじゃないかな。
…まぁだとしても、進藤以外の誰かにって事になるんだけどね。この人もう、今更この話に聞く耳も持たないだろうからさ。