ふたば
先輩の言葉に悠は、一瞬言葉を失った。

「だってあの子のせいで進入部員を募集しなくなったんだから」

先輩が言った。

その瞬間…

悠が近くにあったゴミ箱を思いっきり蹴った。

「てめーら…ふざけんじゃねぇよ…」

悠は、まぎれもなく怒っていた。

「アイツは、今回の事は、全部無実なんだよ!何勝手に退部とかほざいてんだよ!」

先輩は、余りの気迫に怯んだ…

悠は、それだけ言うととっとと部室から出て行った。


そして今度は、美紀のことを探し始めた。
< 62 / 116 >

この作品をシェア

pagetop