【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


部屋にあるものを片っ端から窓に向かって投げつけるけれど


ガラスが割れてくれない。


厳重な造りであることの災い…。


そして侵入経路が少ないということもまた脱出経路を少なくして逃げ道を塞いだ。




隼…助けて…



バシャバシャと放水されている水音がする。


あっち?あっちに行けばいい?


煙がたちこめ息も苦しい。


焦りながら行くべき方向を考えた。


「麻衣さん、ちょっと向こう見てみます。ここに座れますか。」


擦れる声で言葉をかけると


麻衣さんは、頷くとくずれ落ちるようにその場へ座り


私は急いで和室の一番端の襖をあけた。


その瞬間天井が落ち炎が大きくあがった。



襖を閉めるにももう動かない。



判断ミスだ。





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