【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
夜になると隼が来た。
「大丈夫?怪我してない?」
「なんで?」
由香里さんに聞いたことを伝えたけど
鼻で笑ってた。
「しかしよ…結衣みてぇな女と結婚する俺は恐ろしいな。」
「どういう意味よ。」
「お前…いったいいくつの組を動かしてると思ってんだよ。しかも姐さんたちまで…プッ…恐ろしくてたまらねぇ。」
「みんなにお詫びの連絡したいけどスマホなくなっちゃって…。」
「あぁ。明日新しいの持ってきてやるよ。」
「でも、連絡先がわからなくて…。」
「大丈夫だ。電源入れたらみんな連絡きてるさ。」
隼がクスクス笑った。
だけど、そうだと本当に助かる。
サーバーにバックアップがあれど戻し方すら良くわからないからだ。
隼も、私の口の動きを読み取るのが上手になった。
声が出ないのは不自由だけれど、ずっと私の方を見ていてくれるのはすごく嬉しい。
「何ニヤニヤしてんだよ。」
「隼がずっと見ていてくれるから嬉しい。」
隼はニヤッと笑うとそっとキスをしてくれた。