【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
隼の部屋に入り、久しぶりのソファーに嬉しくなった。
隼が冷蔵庫から缶コーヒーを持って来てくれて
「あぁ嬉しい。すっごい飲みたかった。」
私の言葉に隼は笑っていたけれど
「隼、ちょっと待っててね。みんなに連絡しないと…。」
スマホをバッグの中から取り出すと何かを察したようで
「結衣の声聞きたいんだろうな。あれだけ見舞いに来てたのによ。」
「毎日何食べたいか聞かれてもさ、動かないからお腹すかないんだよ?それなのに拗ねるからいろいろ頼んで、太るっちゅうの。」
「しかもさ、極道の人たちって何であんなにたくさん持ってくるの?ねぇ…リンゴって言ってもゼリーって言っても箱で届くのはなぜ?極道って箱でしか注文しないもんなの?恐ろしくてケーキとか言えなかったよ。」
プッ…
「花屋の次はコンビニでも出来そうな勢いだった。」
愚痴をこぼしてみても、みんなの優しい気持ちがわかるから
ほんとはちっともイヤじゃなくて、すごく嬉しかった。
看護婦さんにお願いして、看護婦さん達に食べてもらったりもした。