【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
三浦さんの病室を出ると隼の車に乗り
藤堂の家に戻った。
門を入るといっぱいの組員さんが待っていてくれて
「結衣さん、退院おめでとうございやす。」
「お帰りなさいやし。」
みんなが声をかけてくれたから嬉しくて涙が出た。
何度も病院に来てくれた植木さんも玄関のとこに立っていて
「結衣さん、お帰りなさいやし。」
「植木さんこれこれ。」
植木さんの手を取ると頭の上に持っていった。
ニコッと笑った植木さんが
ポンポンと優しく叩き
「ずっとお待ちしておりやした。一安心だ。」
「はい。」
私は植木さんに微笑み返し
玄関の中で待っていてくれた響さんと由香里さんに
「ただいま。」
元気に言うと
「あぁ。お帰り。」
大きな声で言ってくれた。
由香里さんには、抱きついてもう一度
「ただいま。」
「お帰り。」
そっと抱きしめてくれて安心した。
部屋に戻りながら、三浦さんに何年もいるつもりはないって言われた話をすると、響さんも由香里さんも大笑いをした。