【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「結衣!遅い!」
すでに笑っている由香里さんの姿が見え
響さんもすごい笑顔。
「すみません。」
隼と一緒に歩いていくと
「婚約指輪いただきました。大切にします。本当にありがとうございました。」
左手を見せてから頭を下げると
「わっピッタリ。良かった。どう?」
少し不安げな由香里さんに
「もう、好みも好みママとパパの気持ちも嬉しいし幸せすぎです。」
「あれだな…ここに呼んだのは邪魔しちまったかな。」
ボス猿が言うから
「当然です。」って吹き出しながら
「腹くくりなおしました。」
顔を見て伝えると2人とも静かに頷き
「でさ、それは後でまたゆっくり話すとしてさ。」
由香里さんが笑い始め
「植木さんの話ですね?」
「そうよ~聞かせてよ。」って何も言う前から笑い出した。
どうやら今は笑いが優先のようだ。
でもそれこそが幸せの証なんだと思う。
私と隼が一緒に生きて行くということが当たり前になっているのだから。