【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「アスレチックゲームってあるんですけど、前にモニターがあってそれを見ながらランニングマシーンの上を走るんですけどこっちの動きがモニターに反映するんですよ。」
「うんうん。」
「植木さんね…ハードル全部なぎ倒しでひとつも飛べないの。あははは。」
由香里さんは、簡単に想像できたらしく
もう箸も置き、グラスにさえ手を伸ばさないで笑っていて
「植木さんが真ん中だったから、私も神田さんも横を見るじゃないですか。そしたら、真剣に走ってるのにタイミング合わないから全部なぎ倒して転倒ばかりでさ…あははは。お陰で次の壁昇りで激突しちゃいましたよ。」
あははははは
ふたつのバリトンと優しく高い笑い声
そんな時にタイミングよくだか悪くだか植木さんが食堂へ入ってくるから
また笑い声が大きくなり
植木さんまで歩きながら笑い始めたからもう収集がつかない。