【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「ジョイ、ステア、はじめまして。結衣です。これからよろしくお願いします。」


挨拶をして2頭を撫でるとクンクンと匂いを嗅ぎだし


「あ…危ないか…」


隼からそう発せられたのが早いか私が押し倒されたのが早いか…


あっという間に私は2頭に押し倒され玄関の近くで大声で笑い出すはめに。



男の人が「ジョイ、ステア!」引き離そうとしてくれるけど


「むだむだ。少し気がすむまで無理だから。」


由香里さんが笑いだし


「結衣はいつもボスたちの餌食だ。」


なんて響さんまで笑った。


シェパードも大きくて力が強い。


ボスたちよりも毛があるからそれはもうくすぐったくて


「うはははは。は…はやと…うはははくすぐったい。あはははは。」


「ジョイ、あんたが乗ったら結衣が潰れるから。」


由香里さんがジョイを私から降ろそうとすると由香里さんにも甘えだし


「え?ジョイ・・」って言葉とともに由香里さんも尻もちをつき、


あっという間にひっくり返った。


「あははは。結衣…あははは。結衣っていつもこんななのね。」


「マ…ママ…あははは。」


すぐ横に由香里さんの上にジョイが馬乗りで舐めているから可笑しくて余計に笑いが止まらなくなった。




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