【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「あらまぁ…何てこと。」
女の人の声が聞こえ
「し…志摩子さん。」
由香里さんは名前を言ったけれど
くすぐったさには勝てないようで
「あははは。こんなかっこうで失礼します。あははは。」と笑い続けた。
「ほら、そろそろ解放してやれ。」
響さんがそう言ってジョイとステアをどかすと
2頭は恨めしそうに見てたから
由香里さんと目を合わせちゃダメって言いながら起き上がった。
「は…はじめまして。吉永結衣と申します。」
もうボサボサであろう髪を慌てて整えて頭を下げると
「いらっしゃい。さぁお入りなさい。」
私たちを家の中へ招きいれてくれた。
志摩子さんは想像していた昭和の極道の姐さんとはまったく違って
品のいい優しそうなおばあさまだった。