【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「由香里さんは、私の目標なんです。私は隼にたくさん泣きごとを言ってます。怖かったとか、わからないとか…自分が情けなくなりました。」
「結衣、それでいいんだ。由香里も同じだった。俺は言ってる意味がわからない事も多かったからこいつには可哀想な事をさせた。でも結衣には隼がわからなくても由香里がいる。何でも言やぁいいんだ。」
「怖いものは怖いでいいのよ。私だってずっと怖かった。」
お婆様はそう仰った。
「怖さを知ってるから強くなれる。必ず守ろうと強くなれるの。ねぇ由香里。」
愛おしそうに由香里さんを見つめ
私の知らなかった話しを聞かせてくれた。
由香里さんも私と同じように怖い思いをしていた。
車で連れ去られた事があると聞いてブルッと震えてしまった。