【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
寸でのところで響さんが救出をし大事には至らなかったが
その後、由香里さんは暫く言葉が出なくなってしまったそうだ。
部屋からも出ることもできなくなり、
暫く護衛つきで実家へ帰す話しも出たそうだ。
だけど響さんは絶対にそれを受け入れず
由香里さんも響さんのそばから離れたくないと言って困らせたらしい。
2か月ぐらいして
「志摩子さん。」って部屋の外から声がした時に涙が止まらなかったと話しながらお婆様はその時を思い出したように涙を流していた。
それからは響さんが由香里さんを守るためにさらに力をつけ今の藤堂組があるとお爺様が仰った。
「傘下に入った組も響の代になってからいくつも増えた。」
響さんを誇らしげに見つめるお爺様に私は笑顔で頷いた。