【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
それでも困っていると志摩子さんが
「植木はね、いけない事はいけないと必ず言うわ。曲がったことが大嫌いな人だからね。何も言わないならそれでいいのよ。」
「あ…はい。仁義を重んじ 礼節を尊ぶですよね?。」
お爺様が「結衣さん、仁義がわかるのか。それなら任侠もわかるかね?」
「はい。義を重んじる事です。」
父や祖母がスキで見ていたやくざもののDVDでしか極道と言われる世界の情報がまったく私にはないが仁義や任侠、この言葉は堅気と言われる世界でも大切な事だと思ってきた。人が生きていく上で大切な事だと子どもながらに映画を見ながら思った。
由香里さんはプッと吹き出していたが
「仁義がないと何だかわかるか?」
さらにお爺様が聞いてきた。
「無礼や無理強い…不義理…ですか?」
「あぁそうだ。極道にとっちゃぁ仁義はそりゃぁ大切なもんだ。結衣さんは仁義を通すから植木は叱ることがねぇんだと思うよ。」
「ほんと、こんな可愛いこの口から仁義なんて言葉が出てくるなんてねぇ。長生きして良かったわね。」