【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「隼…由香里さんが、か…帰ってく…くる。」


笑いながら電話に出ると


「何?結衣ちゃん楽しそうね。」


電話口の由香里さんが聞きたそうな感じで話しかけ


「えぇ。とびきり可笑しい事がありましたから玄関でお待ちしてます。」


隼と植木さんもまた笑っていた。


「隼も一緒にお迎えして。」


お願いすると面倒そうな顔をしながらも部屋に上がろうとはせずそのままいてくれた。


門が開いて入ってきた由香里さんの車に大きく手をふると


私は車の傍まで走っていった。



「由香里さんお帰りなさい。河野さん、神埼さんお疲れ様でした。」



ドアを開けられ降りてきた由香里さんの腕を組みながら河野さんたちに挨拶をすると



笑いで身体が震え、伝染したように由香里さんの身体も震えだした。
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