【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「植木さ~ん。」
「結衣さん、姐さんと御出掛ですね。」
「はい。AILESのお手伝いです。大丈夫ですよちゃんと隼にもOK取りました。頑張って仕事してきます。」
「若が御許しになったんですかい。」
「そりゃそうですよ。仁義通さなきゃ。ウフフフ。植木さんも帰りはまたないでもうお部屋に戻って下さいね。そうじゃないと私の仁義が通りやせんぜ。」
私がふざけたようにみんなの真似をして言うと
「植木の仁義はどうなりやすかい?」
私は胸をポンと叩いて
「それはここでぇ。植木さんのお気持ちはここにちゃんと通っておりやす。」
「結衣さんときたら。まいったな。」
「ほんとですよ。寒いと心配で仕事ができねぇって騒ぎやがるから仕方ねぇ部屋に戻ってやるかって譲って下せぇ。」
「へい。わかりやした。ありがたくお気持ち頂戴いたしやす。」
「あーほんと安心した。あははは。いってきます。」
植木さんは白い息を吐きながら由香里さんと乗った車に手を振って見送ってくれた。