【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
隼と話していたら由香里さんからメールが来た。
そろそろ出ると書いてあったので
「行ってきます。頑張ってくるね。」
「あぁ。気をつけて行ってこい。」
「はい。」
「あ…これ…やっぱりまずいんだよね?」
「あぁそうだな。」
「ごめんね。失くすといけないから預かっておいて。」
「仕方ねぇな。」
そう言いながらもダイヤのリングを外すと隼は受け取ってくれた。
指輪を外すことに不安と躊躇いもあった。
でも、隼に対する信頼感は心の中だ。
由香里さんも一緒にいる。
黒埼さんもいてくれる。
グッとお腹に力を入れ
じゃあね。
私はコートを着ると玄関へと小走りで向かった。