【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
いつもの通りと言われても
どの辺で立ち止まっているのかとか
どんなだとかそれもわからなくて、
この辺?と思いながら足を止めた。
「三浦さん?」
呼びかけてみたけどスーパーマンは現れてはくれず
場所が違う?
どこ?
なんて思いながら歩いては止まり歩いては止まりを繰り返した。
何度も繰り返しているうちに完全にどこにいるのかわからなくなった。
すると「結衣さんどうしました?」
スーパーマンの声が聞こえた。
「三浦さ~ん。良かった~探していたんです。でも私じゃ探せないから。」
笑い出すと
「ちゃんと結衣さんをお探ししやすよ。」なんてスーパーマンは答えてくれて
「あの…これ…いつものたくさんのお礼です。それに昨日のアイスのお礼。」
タバコの包を差し出すと
「いや、結衣さんとんでもねぇっすよ。」
「受け取って下さい。本当に気持ちなんです。これに辿り着くまでの私の苦労が想像出来たら笑いながら受け取って下さい。」
さらにタバコをぐっと三浦さんへ差し出すと
「フッ」って横を向いて笑ってから
「結衣さん、有難くいただきやす。もったいなくて吸えねーなぁ。」なんていうから
「そんな事言わずじゃんじゃん吸って…じゃなくてそれもダメで…楽しみながら吸って下さい。」
三浦さんは、ゲラゲラと笑いながら
「有難うごぜえやす。」
嬉しそうに受け取ってくれた。