【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


そして

「で?何の情報がわかったんだ?」


「あぁ…植木さん大工仕事得意なんだって。」


私がにんまりと笑うと隼は声を出して笑いだし


「結衣…結衣…良かったな。」


「もう、天にも昇る気持ちよ。」


隼は、部屋を出てからここまでのいきさつを全部知っているから余計に可笑しいらしい。


あまりにも声を出して笑うから塩沢さんたちもびっくりして


「いやぁ若は本当に良くお笑いになるようになられた。」


「前は、無愛想だもんね。」

私が笑うと


「いや…そんな。」って慌てていたけど


「私が知り合った頃もそうだったのよ。ねっ隼。」


「あぁ。」


自分でも可笑しいみたいだ。


「ウルトラマンみたいに連続会話は3分が限界。そのあと長時間の充電。」


「へ?」


「あ?とかあぁとかそんな短い言葉だと電池は長いの。でも文章使うと3分。」


「ブッ…いや失礼。」


吹き出した宮沢さんは焦っていたけど隼は全然怒りもしないで


すごく優しい穏やかな顔で笑っていて私は嬉しくなる。




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