【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


由香里さんが恥ずかしがるから言わなかったけれど


由香里さんも響さんをとても思っていることが私にはわかる。


普段は由香里さんの方が強く見えるほどいろいろ響さんに言うけれど


組に関わる事には一切口を挟まない。


響さんが言われたことに

「はい。」と返事をして必ず頷く。


組長の響さんと若頭の隼としてじゃなく夫と息子として2人を見た時だけが、


由香里さんが強くなる時だ。


組員さんのお誕生日がくると


「お祝い言ってやってね。」


前の日にちゃんと私に知らせてくれる。


組の中ではプレゼントは禁止していることも教えてくれた。


それは、万が一壊れたり無くしたりすると組員さんがひどく気にする事や


自分達の時に気を使うからだと話してくれた。


「物じゃなく祝う心。」


響さんの大事な家族は由香里さんにとっても大事な家族で


それを本当に大切にされている。


姐さんという立ち位置を理解しながらの心配りにはいつも感動してしまうほどだ。




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