【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「結衣と仲良くなってから、俺は何か可愛くてもっと話したい、もっと知りたい、そんな風に思った。結衣のこの可愛さは何だ?ってそりゃもう面白くてさ。」


「いや、おもちゃじゃないんだからさ。」


膨れた私に小さく笑いながら


「だけど隼は違った。」


司はそう言った。


仲良くなればなるほど、司と会う事の方が多かった。


それは、大切に思えば思うほど関わる事の迷いだったそうだ。


そして私が襲われた事件。


「あの時、俺は結衣に関わったことを後悔した。巻き込んでしまい守れずに怪我をさせた後悔だ。」


「もう、何ともないから平気。それにそのお陰で私は今こんなに幸せなんだから。」


「あぁ。そこなんだよ。隼は後悔じゃなく結衣を自分の手で守りぬく決断をした。関わらないよう遠ざけるんじゃなくそれこそあれだ。腹くくって結衣を自分の手で守りぬく決断だな。」


あの日、隼のこの部屋で言われた言葉を私は思い出した。




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