【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
アイスを食べ終わり、棒を捨てようとゴミ箱の方まで歩いていくと
隼のデスクの上に何枚か絵があった。
何気なく見ると 女性をモチーフにした観音様やマリア様、
名前がよくわからないけど守り神とされているであろう絵がいくつもあった。
すごーくイヤな気配がした。
そのことに触れるのさえイヤだった。
だけど立ち止まっている私に気づいた隼が
「あぁ。墨入れるかなってちょっと思ってさ。」
絶対に聞きたくなかった言葉を言った。