【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
ソファーに座るとまた同じように私からアイスをとり
袋から出して私に手渡す。
「あははは。何から何までおそれいりやす。」
「おまっ…その言い方気に入ってんのか?」
「意外と。あははは。何でこういう話し方なの?隼も響さんも違うよね?」
「長いやつはそうなってくな。梅野はまだ普通だろ?」
「そうだね。植木さんはずっぽりだ。あははは。」
アイスを食べながら三浦さんに会った話しをしたら
私が洗いものをしている時に三浦さんが隼にお礼に来たと教えてくれた。
セッタと雪駄の間違いには、ふたりで大笑いしたと教えてくれて
結衣の極道は何のDVDだ?って話にまでなったそうだ。
「そりゃあ 賭場とかおひけーなさってとかさ、そういう世界よ。」って笑えば
「お前、いつの時代だよ。」なんて大笑いで
「普通の傘さしてるのだってある意味違和感よ。やっぱ番傘でしょ。」ってさらに笑うと
「いつの時代の話だよ。」ってもの凄い勢いで笑ってた。
だけどやっぱりそういう時代もあったんだなってこっそり思った