【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
私は小走りで部屋に戻った。
「隼~。」
「おいで。」
先に部屋に戻ったのに隼は未だスーツのまま。
「隼?何で着替えないの。」
「結衣がいないから。」
「あははは。お帰りなさい。それにサプライズありがとう。」
隼の着替えを手伝いながら話がたくさんありすぎて
手も口も忙しい。
「あぁ。結衣のあの嬉しそうな顔、腹がたつことも忘れたわ。」
「三浦さんしょうが焼がスキなんだって。また中途半端だって渡辺さんと笑ってきたとこ。」
「今夜はしょうが焼か。」
「渡辺さん私がレンコンも舞茸も好きなこと知ってた。」
「あぁ。俺も知ってた。」
「なんで?」
「すげー食ってる。」
「あはははは。」