【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
廊下を歩いていると
「結衣さん。」と呼ばれ
それは振り返らなくてもスーパーマンの三浦さんだとすぐにわかる。
「三浦さん。」
「洗い場終わりやしたか?」
「はい。今日は視界に入らないことすら褒められましたよ。」
吹き出しながら話すと三浦さんも横を向いて小さく笑ってから
「暑いでしょ。アイスどうぞ。」
「きゃー嬉しい。やっぱり三浦さんはスーパーマン。ありがとうございます。
お代は、隼からもらってください。」
笑いながらお礼を言い
私は三浦さんからいただいたアイスをしっかりと手にして階段を上がった。