なんで私が芸能人ッ!?
****************次の日の撮影にて*****************************************
「今日も仕事かぁ………。」
朝、ぼんやりと呟きながら朝食を食べる。
今日の服装はお腹のところだけキュッてなってる黒のふんわりした上着にショーパン+黒タイツ。
ただ、黒が多すぎるから小さめの薄ピンクの革生地リュックに靴は焦げ茶の膝下ブーツで行こっかなって。
ってそうじゃなくて、なんか昨日みたいに学校ある日に撮影に行くって変な感じなんだよねぇ……。
今日は土曜日だし、休みだけど。
勉強とかも遅れちゃうしちゃんとやらなきゃな。
うちには、勉強しろって言ってくれる親さえいないし。
それからまたのろのろ用意して、台本を読ながら先輩を待つ。
あ……、そういえば来週の火曜日だったな。叔母さんが来るの。
その次の日には、恵梨と絡みのある撮影。
ていうか、叔母さんが私を見る目って実の妹を見てるみたいなんだ。
………ほんと、変だよね。
なんでだろう?
ピーンポーン……
「あっ、先輩かな?」
近くのテレフォン?に声をかけてから下へ。
さて、今日の撮影は何があるかな?
そして、車の前。
「先輩、おはよーございます。」
ペコリと一礼。
「はよ。……思ったけど、お前意外と服いっぱい持ってるよな。」
これは、まだ一度も同じ服を着てきたことが無いからだろう。
「それはもう、お姉ちゃんのお下がりがどっさりと。」
あるから、服はお手伝いさんが来る日曜日に全部洗いに出してやってもらう。
だから服もかぶらないんだよね。
「あー、そっか。ひまだもんな、りまの姉。」
りまって名前を呼んでそう言う先輩は、姉がモデルなんてどうでも良いって感じに見えるからなんか不思議。
「まーいいや。
さっさとスタジオ行くぞ。」
「はい!!」
撮影……というより演じるのが楽しみな私は勢いよく車の中に。
それを見た先輩はふっと笑って、
「…………じゃ、行くか。」
優しい声で呟くように言い、車を出した。