なんで私が芸能人ッ!?




そして、バスに乗って出発。
隣に羅奈ちゃんをキープしてお菓子をつまみつつ喋ってる。





「っていうか、りま普通にお菓子食べてて良いの?
太ったら仕事に関わるんじゃない?」





「あー、確かに少し抑えた方が良いのかなぁ……。」





「まあ、りまは心配ないか。今までも食べてたけど太ってないからね♪
皆も芸能人のりま可愛いって言ってたし………そーだ!!今日から仕事の話とかいっぱい聞かせてもらうからね!!!!」





「羅奈ちゃん、あんまおっきい声で仕事って言っちゃうと……」





「ん?矢城ってバイトでもしてんの、間宮さん?」





ほら、来ちゃった………。
私の事なのに羅奈ちゃんに聞いてる(間宮は羅奈ちゃんの名字ね!)ってこととか、
羅奈ちゃんはさん付けなのに私の事は呼び捨てなのは私が地味だからしょうがないとして………




少し気づかれちゃったじゃん!!!!!




「うぇっ!?は、早瀬くん………っ。」




あ、羅奈ちゃんも戸惑ってる。
この人早瀬くんて言うんだ……。そういえば羅奈ちゃんによく話しかけてきてるような………。
じゃなくて!!中学生だからバイトとは言えないし、どーしよう。




「えーと……あっ!!バ、バイトじゃないの!!!
りまはちょっと、家の仕事を手伝ってるだけで………。」





おおっ!!!
ナイス羅奈ちゃんっ。
家の手伝いっていうのもあながち間違ってないからね!!




「ふーん、そうなんだ。 」




今イチ納得してない感じの早瀬君だったけど(絶対羅奈ちゃんキョドりすぎだったからだよっ)なんとか引き下がってくれた。





「まー良いや。
あ、俺等向こうでトランプやってるんだけど間宮さんも来ない?」




サラブレット旅行なのに何故かトランプっていう庶民的な遊びね。




「あたしはりまと喋ってるから遠慮しとくね!」




そう言い放つ羅奈ちゃんの綺麗な笑顔には少し怒りが込められてる。
たぶん、早瀬くんの言葉に地味子は来んじゃねーよオラっていう意味があるのを受け取ったからだろう。
羅奈ちゃんは優しいからね♪




「そ、そっか……。じゃあまた誘うね!」




そう言い去る早瀬くんは羅奈ちゃんのことが好きなんだろうに可哀想。
別に羅奈ちゃん誘いにのっても良かったのになぁ…………一人には慣れてるし。
けど、それでも……





「ありがとう、羅奈ちゃん。」





「んー?何がぁ?」





知らないふりをする羅奈ちゃんはやっぱり優しい。





「それより静岡着いたよ、りま!!!」





「あ、ほんとだー!
じゃあ行こっか。」




「うんっ。
ホテルどんなだろーね。」





そして私たちは静岡の地に降りていった。








< 125 / 162 >

この作品をシェア

pagetop