神楽先生には敵わない






言葉の意味を思い出した私の表情を見た先生が小さくため息をついた後、

いきなり私の上に覆い被さってきた。



「思い出してくれた?」

「はい。すみません、…、さん」

「え?聞こえなかった」

「せい、いちろう、さん…!!」

「もう一回」

「誠一郎さんっ!」


意地悪な先生の口ぶりに私は顔を真っ赤にしながらムキになって叫ぶ。


その姿にあははと声を出して笑った先生。



「ほんっと可愛いなぁ、いつ見ても」




もて遊ばれた感がして、若干悔しい気もするけど、

何だかこんな会話も心地よくて幸せに感じる。




「大好きだよみちるちゃん」




優しく額に当てられる先生の唇の感触と言葉が胸いっぱいに広がれば、

私も自然と笑みが溢れてしまう。




「私も大好きです、誠一郎さん」



先生の首に腕を回してぎゅと抱きつきその素肌と素肌を重ね合わせた。







私より年上なクセに子供っぽくて、
いっつも仕事サボって、遊んでばっかで、

本当にダメダメな大人だけどどうしても憎めない。


やっぱり神楽先生には敵わないなぁ。






HAPPY♥END





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