光 ~俺たちの居場所~

闇の世界

誠は最低限生活できるよう

色々用意してくれていた・・・。


ありがたかった・・・。


でもそのときの俺は

お礼も言えずにいた・・・。


「風呂掃除位できるだろ。」


そう言われた俺は

風呂場に向かった・・・。


洗い始めたとたん

俺の手から

血が流れ始めた・・・。


そう、裕樹血・・・。


俺はその時初めて

泣きながら

後悔していた・・・。


壁を叩きながら


「裕樹・・・裕樹・・・。」


それからの俺は

キレていたらしい・・・。


暴れて、わめいて

誠が力ずくで止めて

無理やり安定剤を飲ませたらしい・・・。


そして俺は

一日近く眠っていたらしい・・・。



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