大工さんに恋していいですか?おまけ追加中

羽菜side

家に帰り、気分はどん底の私は、

一人家の中にいたくなくて、スーツから普段着に着替え、

家の近くにあるコンビニに行った。

…コンビニの前。

明らかに遊んでる風な男が数人、たむろっている。

私は絶対に目を合わせないように、中に入っていく。

・・・が。


「今、一人?俺らと遊ばない?」

「・・・」

私に声をかけてきた一人の男。

耳にピアスを開け、金髪で、私の嫌いなタイプ。

私は聞こえないふりをして、中に入ろうとするが、

肩を掴まれ、それは出来なかった。


「ねぇ、聞こえてんだろ?」

「…離してください」

きっと睨んで、そう言ってみたものの、私が睨んでも、

ニヤニヤと笑っている。


「行こ行こ!」

「ちょっと、離して!」

力ずくで連れて行こうとする男に、必死に抵抗するが、

私の力なんて、全く意味をなしていなかった。

…誰もが、見て見ぬふりをする。

本当に、厄日の一日。
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