恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
ダ、ダメじゃない!!


だけど、ここは軽々しくOKしちゃうのはおかしいよね?


考えがまとまらず、う~んとうなり声を上げていると、「じゃぁ、また今度ね。この映画、見終わったら感想きかせて?」と、あたしにDVDを持たせてクルリと体の向きを変える。


いっちゃうの!?


怖いDVDと一緒に取り残されてしまう!


そう思った次の瞬間、あたしの手は秋生さんの服の袖を掴んでいた。


「月奈ちゃん!?」


驚いた秋生さんの声。
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