恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
もし、この絵本を描いた本人に会えたとしたら、妖精たちのことをもっとよく知ることができるかもしれない。


まぁ、秋生さんのことがあって、ちょっと現実逃避したい気分っていうダケかもしれないけれど。


これから先、妖精たちと会話ができないのはやっぱり寂しいから。


あたしは本の一番後ろに載っている出版社を確認した。


都内の、一度は名前を聞いたことのある有名な出版社だ。


でも、いきなり問い合わせをして作者の個人情報を教えてもらえるとは、到底思えない。


どうしよう……。
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