恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
ジッと出版社の住所見つめたあと、あたしは「あっ」と、ひらめいて声をあげた。


そうだ!


この作者にファンレターを送ればいいんだ!!


そして、その手紙に妖精が見えていたという内容を書けば、興味をもって返事をくれるんじゃないだろうか?


しかし、それは同時にたくさんのファンレターに埋もれてしまう可能性もあった。


内容だって、信じてもらえるとは限らない。


だけど、今のところあたしにできるのは、そのくらいのことだ。
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