恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
人が落ち込んでいる時に不意に現れ、元気を分け与え、消えていく。


「美影って、強引な俺様で嫌な奴って思ってたけれど……でも、違うんだね」


「そうだね。妖精として産れてきた時点で、その役目は決まっているんだから」


もう1度美影たちに会いたい。


でも、会うためには自分が苦しまないといけない。


そんなこと、できるワケない。


「もう、会えないのかなぁ……」


あたしは小さく呟いた。
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